CDコピー:ソニーが禁止機能の全廃を検討

大手レコード会社、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は17日、CDに付けていたコピー禁止機能を全面的に廃止する方向で検討に入った。パソコンからハードディスクに音楽を取り込むアップルコンピュータの「iPod」など携帯型デジタル音楽プレーヤーが人気を集める中、コピー禁止機能があると取り込めないことから、顧客離れにつながりかねないと判断した。エイベックスも同日、同機能を付けるかどうかを作品ごとに判断する弾力化を発表した。

CDがパソコンでコピーされ、インターネット上で個人間でやりとりされるケースが増えたため、エイベックスは02年3月、国内業界で初めてパソコンに取り込めない「コピーコントロールCD」(CCCD)を導入、SMEなどが追随した。

しかし、その後の警察の取り締まりや業界の啓蒙活動が進み、「著作権に対する消費者の理解が深まってきた」(SME)として、原則的に付加してきた同機能を全面的に廃止する方向。エイベックスも今月22日以降発売のCDについて、アーティストや作曲家など関係者と協議して同機能を採用するかどうか決めることにした。

方針転換の背景には「iPod」などのプレーヤーの普及がある。インターネット上の音楽配信サービスやCDからパソコンに取り込み、プレーヤーに記憶させる仕組みだが、エイベックスなどのCCCDは利用できない。このままではCDを買わずにインターネットからダウンロードする流れが強まると判断した。

一方、東芝EMIユニバーサルミュージックは、これまでも商品ごとに判断しており、方針の変更はないという。【清水憲司】


ようやくCCCD廃止。

「ネット上にバラ撒かれている」とされている状況への対策って事で始めたんだろうけど、未だかつて自分はそこからダウンロードをした事が無いし、多くの人間がそれは同じなんじゃないかな。 一部の人間の問題の為に、その他大勢のユーザーの利益をないがしろにした結果、市場は冷え込み、レンタル専門店の撤退も相次ぎ、市場のパイはどんどん小さくなっていった。 そんな中、iPodという凄いパワーをもった超高校級の新人が現れ、再び音楽業界にも目を向ける人間が増えてきたところで、この判断が為された訳だが、遅かったにしろ、CCCDの導入という判断が間違っていた事を認めた、というか認めさせた iPodのパワーはやっぱすげーな、って所かな。 チョサッケンに関する事は別の方法でタイオーしてもらうとして、個人の利益は守って欲しいね。自分で金を出して買ったものまでコントロールなんかされたくないよ。

知人が買った iPod miniを触ってみたが、よく出来てるね。オレも欲しくなった。



この話題とは関係ないが、地元で音楽DVDのレンタルを始めている店があった(試験導入だが)。これが結構ありがたい。オレの場合、音楽DVDはクルマの中で視聴しているのだが、メニュー周りが操作し難かったり、画質や音質が悪いものがあったり、期待していた方向と違うものだったり‥と、失敗したな〜と思うものも少なくなかったりするのが現実←特にライブもの。 これを事前にチェック出来るってのはありがたい。DVDは1枚5000円ぐらいするので懐へのダメージもデカいしね。 是非とも試験導入から本格導入に切り替えて欲しいな〜と思った今日この頃です。