NIFTY-Serve終了

ニフティのパソコン通信サービスが終了へ

ニフティは16日、「ワープロパソコン通信サービス」を段階的に終了すると発表した。

現在提供されているサービスのうち、まずは「パソコン通信フォーラム」「掲示板」といったコミュニケーション系サービスなどが3月31日で終了。追って5月31日に「パティオ」が終了し、2006年3月31日には残る「INTERWAY」などを含めてワープロパソコン通信サービスのすべてが終了する。多くのサービスについてはすでに@niftyとしてWeb上の代替サービスが提供されているが、「チャッとも」など代替サービスが予定されていないものもある。

ニフティパソコン通信サービスは1987年4月に「NIFTY-Serve」としてスタート。1999年に同社がインターネットサービスを開始した後も併行して運営されていたが、「インターネットの普及とともに利用者数が減少している事実」を受けて終了することにしたという。現在の利用者数は約2万人。ニフティでは、ワープロパソコン通信サービス終了に伴う専用サポート窓口も開設した。


パソコン通信というものをやってみたくて、Windows95の前身のWindows3.1のマシンを購入したのが、1994年4月。66MHzのCPU,8MBのメインメモリ,420MBのHDDと、2400bps(今風な単位にするなら、0.002Mbps!!)の内蔵モデムが入っている一体型PCだった。8MBの増設メモリが40000円弱、という素敵な時代だった。(爆)


パソコン通信と言われても、今のインターネットと何が違うの?って思う人が多いと思うけど、簡単に言うと、パソコン通信は文字のみでのコミュニケーションの場で、インターネットで言うなら掲示板に近い感じ。画像などは載せられないので、文字で地図を書いたり、一生懸命文章で説明したり、と、制限が多い中でも楽しくやっていた。NIFTY-Serveに入会して、最初に行ったのが当時流行っていたバーチャファイター2の情報交換フォーラム。開発元のAM2研が運営していた(?)のだが、かなり殺伐としていた(w。その後、AM3研(セガラリー)の開発者が立ち上げたフォーラムが出来たのでそちらがメインの活動の場となった。

セガラリーの開発者と直接話せるというのも新鮮だったし、裏話なども聞けて楽しかった。また、同じゲームをやっている人間と情報を交換出来るというのも素直に凄い時代になったな〜、と思ったね。お陰で地元じゃ速い部類(←デイトナセガラリーね)だった自分も、ネット上じゃ庶民レベルだったって事に気付いたし(笑)、色んなテクを教えてもらって全然違う次元の走り方を知ったし、またオフミなんて物にも参加したりもした。


その中で一番思い出深いのが、セガラリーの撮影会。メンバーがバイトしている店を半ば借り切って、セガラリーの筐体内から直接配線を取って、ビデオに落とすという荒業。しかもその配線をしたのがセガラリーの開発者という奇跡。(笑) 撮影終了後に近くのファミレスで食事をした時も直接話が出来たし、そこでも色んな話が聞けたし、と、どれもこれもネットをやっていなかったら有り得なかったなぁ‥と。

その後、インターネットがメインになって、NIFTYは退会してしまったけど、今でもネットでの自分の原点はあそこだったなぁ‥と思っている。ナカチン、元気かなぁ‥